私は子どもが好きで、大学卒業後すぐに保育士になりました。子ども達は本当に可愛くて、やっぱり私にはこの仕事は天職なんだなぁとずっと思っていました。けれど、ある日、職場の人間関係のトラブルから一気に私は地獄に突き落とされました。些細なことだったのですが、勘違いが勘違いを呼び、どんどん問題が大きくなっていってしまいました。同僚のみんなは、面と向かっては色々言ってきませんでしたが、あきらかに態度が変わっていきました。私は仕事へ行くのが辛くなり、次第に休みを取るようになってしまいました。あれほど大好きだった子どもたちに対しても、熱意がなくなっていき、ただ仕事を淡々とする日々になってしまいました。自分にも嫌気がさし、ついに退職することにしました。こんな職場の人間関係のいざこざで人生が崩壊してしまいました。その後、全く違う分野の仕事に就きました。まさかそんな仕事に就くとは思ってもみなかったような所です。けれど、みんな優しくて、とても気の合う同僚たち、先輩に恵まれました。私は今の仕事が楽しくて、とてもやりがいがあります。このような経験から、職場の人間関係が本当に大切なことに気がつかされました。天職とは周りにも恵まれた時なのかもしれません。